認知症 早期発見のポイント

こんなこと気になりませんか?
もしかして・・・と思ったらすぐチェック!そして最寄りの医療機関へ

認知症の症状の早期発見には、「単なるもの忘れ」なのか、「認知症のもの忘れ」なのかを見極めることが大切です。しかし、認知症のもの忘れが顕著にあらわれた時には、病気は進行している事が多いのです。認知症を疑う日常生活の変化、こんなことありませんか?

認知症を疑う日常生活の変化 ~こんなことありませんか?~

  • 同じことを何度も言ったり、聞いたりする
  • 慣れているところで、道に迷った
  • 財布を盗まれたと言ってさわぐ
  • 以前よりだらしなくなった
  • 夜中に起き出して騒いだ
  • 置き忘れや、しまい忘れが目立つ
  • 計算の間違いが多くなった
  • ものの名前が出てこなくなった
  • 水道やガス栓の締め忘れが目立つ
  • ささいなことで怒りっぽくなった
  • 人と会う約束やその日時を忘れる
  • 時間や日付が不確かになった
  • 日課をしなくなった
  • 以前はあった関心や興味が失われた
  • 以前よりもひどく疑い深くなった
  • 最近の出来事が思い出せない
  • 薬の管理ができなくなった
  • テレビドラマの内容が理解できない

家族が認知症に気付いた変化の発生頻度

家族の方が最初に気付いた、認知症の初期の症状と考えられる日常生活の変化を紹介します。このような変化に家族が気付いた時に医療機関に相談したり、受診したりした家族は10%以下でした。下記のような症状に思い当たったら、早めに最寄りの医療機関にご相談下さい。

  1. 同じことを何度も言ったり聞いたりする(45.7%)
  2. ものの名前が出てこなくなる(34.4%)
  3. 置き忘れやしまい忘れが目立った(28.6%)
  4. 時間や場所の感覚が不確かになった(22.9%)
  5. 病院からもらった薬の管理ができない(14.3%)

その他、ガス栓の締め忘れ、計算の間違いが多い、怒りっぽくなった など。

東京都福祉局:高齢者の生活実態及び健康に関する調査専門調査報告書 平成8年9月より