認知症の症状


アパシー・無気力・無関心・自発性の低下

日常の活動や身の回りのことに興味をなくしてしまう様子、また、やる気がおきなくなり、自分から何かをしようとしたり、人と何かをする(何かに参加する)ことが少なくなる状態をいいます。

例えば

 ● 何でも億劫がる、面倒くさがる

 ● 今までは洋服を選んだり髪型を整えたりすることが好きだったのに、
  今は声をかけても気のない返事をして、興味がなくなってしまった

 ● 今までは好んで見ていたTVドラマを見なくなった

 ● 今までは雨戸を閉めたり新聞を取りにいっていたのに、しなくなってしまった
  (足が悪くなった、などの直接的な原因がない場合)

 ● 今までは、新聞の折り込み広告を見るのが好きだったのに、
  今は自分から見ることがなくなって、手渡しても
  以前のように熱心に見なくなってしまった

 ● 今までは、「今日はどこかへ行くの?帰りは何時?」などと
  自分以外の人の行動にも関心があったのに、今は自分から尋ねることがなく、
  「夕方には戻ります」と言ってもそのこと自体どうでもよさそうに見える


などということがあります。

周りから見て「動かなくなった」とか「だらしなくなった」と感じることでも、その原因は「やる気」だけではなく他にもあるかもしれません。例えば、洋服や髪形に無頓着になったと感じても、その理由はもしかしたら「鏡を見るのが嫌(鏡徴候のせいで誰か知らない人がいると思っている)」なのかもしれないし、着衣失行があって服を着るのがうまくいかずイライラしたり、そんな自分が嫌だと感じているからかもしれません。ただ単に「やる気」の問題として捉えると、「やる気がなくなった」とネガティブに感じてしまい、何とかしてやる気を出させようと考えてしまいがちです。そうすると、本人も周囲の人も苦しくなってしまうように思います。
やらなくなったことに目を向けるのではなく、何でかな?と疑問に思ったり、声をかけたり一緒にすればできることに目を向けることで、お互いに少しでも楽な気持ちで過ごせればと思います。(HR)

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